ここにもノーケン

みなさんが何気なく捨てているゴミ。そのゴミがどこへ運ばれて、どのように処理されているか知っていますか？
各ゴミステーションに捨てられたゴミは焼却場へ運ばれます。集められた大量のゴミをUFOキャッチャーのようなクレーンを使って焼却炉へ移動させ、燃やしていきます。燃やしたときに発生するエネルギーは施設内での発電にも利用しつつ、灰の一部はコンクリートの原料として再資源化され、また同じく発生する排気ガスは環境に影響がないレベルまで有害物質を除去したあと、煙突から排出しています。これらの工程でノーケンの製品が活躍しています。

普段はあまり意識することがありませんが、私たちの生活には鉄でできた製品や部品がたくさんあります。例えば、学校などでよく使うデスクや椅子、食器類、缶（ジュースなど）、冷蔵庫、乗り物など無くてはならないものばかりです。
鉄は鉄鉱石や石灰石などの資源を焼き固め、溶かし、鉄分を取り出して、成分を調整したものをまた固めたあと、様々な形に加工され作られています。一連の工程のなかで大量の資源や水などが使われていますし、排気ガスを処理する設備などもあり、ノーケン製品の出番がとても多い業界です。

今や私たちの暮らしに欠かせない半導体。スマートフォンや冷蔵庫、医療機器、パソコン、また電車やATMなどのインフラ、このような暮らしの「当たり前」に使われている部品が半導体です。半導体材料を薄くした基板をウェハといい、その製造工程では様々な装置を使って加工したり、洗浄したり、表面を処理したりして半導体はつくられていて、水や化学薬品が大量に使用されています。そういった装置類の制御に当社の製品が多く使用されています。

日々、わたしたちの安全を守ってくれている消防車にも様々な種類があります。車体に積んだポンプで水利から吸水して吐き出すことで消火するポンプ車、車体に積んだ水槽から吸水して消火する水槽車、水での消化が困難な油火災・化学火災に対応する化学車、これらにもノーケン製品が使われています。消防車の部品のひとつとして、当社の製品が安全を守るための手助けになっています。

世界の様々な国で原子力発電所が稼働しています。発電時に二酸化炭素を排出しないなどのメリットがある一方で、安全性の確保など色々な課題もあります。
そこで今注目されている新しい技術が次世代のクリーンな核融合発電です。制御が難しくまだ試験段階ですが、そのような最先端の試験設備の一部にノーケンは貢献しています。

私たちの安全を守るために、医薬品の製造工程はとても厳しい基準のもと管理されています。複雑で正確さが必要とされるため制御システムを使って運転を自動化し、電子データで管理する方法へ移行しています。シーメンスの製薬業界向け制御システムは優秀で今や世界基準になりつつあるなか、日本国内の製薬業界でも注目が集まっており、そこにノーケンも貢献しています。